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2008年、書き直しになった論文、久々に剣道
あけましておめでとう。皆、今年の目標は決まったかい?
私は、今年こそ、締め切り2日前に余裕をもてる女になりたいです。(女とか関係ないな、人として必要なスキルだな)
明日が誕生日だったりするわけですが、修論と学会発表の要旨の締め切りがニアミスなんで、めでたさに浸る暇もあまりない…。

昨年末に、学会誌に投稿した論文(大学の卒論をまとめ直したもの)が、予想外にもリジェクト(=掲載不可)になっちゃったりして、ただでさえ辛口だった忙しさにスパイス増量してくれている。まさかあの雑誌に落とされるわけないと思っていたのにー。急いでどこか別の雑誌に再投稿〜アクセプトさせないと、6月の助成金応募書類の業績欄が寒々しいことになってしまう!これ、修論よりも、よっぽど深刻な問題なり。
リジェクトされたとメールした次の日に、大学の研究室の先生から電話があった。先生は今年で定年を迎えるのだが、「この年齢になってもリジェクトされると腹が立つ。昨日の夜は(怒りで)眠れなかった。」と言っていた。普段は温厚な性格の人なので、ちょっと意外。
しかし、研究者にとって投稿論文は、自分の主張を表明する熱いメディアなのだ。主張を認めさせるために、理論だてて説明して、実験して証拠を提示して、そして「科学論文」というフォーマットにまとめあげるのだ。それはもう、自分の脳みその一部を取り出して、論文という形で差し出しているのに近い。研究者は(少なくとも、投稿しようとしている時点では)それを見せびらかしたくて仕方がない。リジェクトされれば、年齢に関係なく腹が立って当然なんだろう。
というか、拒否されても腹が立たないような内容ならば、わざわざ論文にする必要なんかない。また、そんな程度しか「主張したい」という色気がないんだったら、研究者にはなれないはず。本当に熱い研究者というのは、良い意味で自己顕示欲が強いんだろう。少なくとも、論文をちゃんとした雑誌に載っけられるようになるには、そうじゃなくちゃやってらんないだろう。
好奇心と自己顕示欲を燃料にして、理性という運転手のもとで、オフロードを突っ走るのだ。
パリ-ダカそこのけの悪路でも、テロリストが爆弾をしかけても、攻撃的に冷静に行くぜ。みたいな(ちょっと照れ)。
とりあえず、あの論文については、早く軌道修正しなくては。

それなのに年明け早々、絶賛筋肉痛キャンペーン中。高校の剣道部の新年会で、2年ぶりに稽古したせいです。防具とかつけて飛んだり駆けたりしていた高校生の頃の自分は筋肉ダルマだったに違いない。
しかし、良い気分転換になった。あと1ヶ月弱ほど、締め切りラッシュだが、がんばろ。
# by namisuke.pierre | 2008-01-06 17:41
そんな暇はないはずなのに…でもオススメ2ちゃん話
久々に2ちゃんのまとめスレッドを読みふけってしまった!
前々から「ヒマができたら」読もうと思っていた話が、数週間前に完結していたため、研究室に出なくなったとたんに誘惑に抗えなくなり…
あー、でも良い話だった。
リンク: ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない:ハムスター速報 2ろぐ
内容紹介:いじめられっ子→高校中退→10年間NEETな人が、母親の死をきっかけに一念発起して会社勤めをはじめるんだけど、経歴が経歴だけに採ってくれたところはIT系の下請け企業でプログラマという激キツな職種。色々あっても頑張って成長していくんだけど、かなりのピンチが押し寄せてきて、もう無理辞めたい…。どうする、プログラマ男!?という話。

いやー、改めて、プログラマとかシステム下請けとかって非人間的な生活だというのをリアルに見せつけられた。こうやって仕事してたんね。
うちの父さんはSEだし兄ちゃんもIT系、とはいえ2人ともたぶん上流の(仕事を下請けにまわす方の)会社にいる。それでも父さんは、私が物心ついて以来ずっと、朝は6時前に起きて出社するし、夜も10時半前に帰宅することはめったにない。母さん(現在は専業主婦だが結婚前は同じくプログラマだった)に言わせると「父さんの書いたプログラムは呆れるほど非効率的だったからねぇ。今でも要領が悪いんでしょ」ということらしいが…、そのせいだけでもないだろう。幼稚園くらいのころは父さんの休日出勤とかもざらで、母さんに別の用事があったりすると、私は父さんに会社まで連れてかれて、古いPCをあてがわれてキーボードを弄って画面に出る幾何学模様の変化する様子を眺めたりして(ようするに放っとかれて)遊んでた記憶がある。あれは結構きれいだったな、こう黄色い8角形や赤い5角形がぐるぐると回転して絡み合ったりして…
おっと、つい想い出トーク入ってしまったが、とにかくプログラマという仕事はきつい。ITドカタという言葉があるくらいだし、うちの両親も「下っ端プログラマは能力より根性の仕事だった」てよく言ってる。
この話を読んで、働く内容はどうあれ自分も頑張らなくちゃいかんなぁと反省(だったらそもそも、まとめサイトなんか読んでるなってか…)するとともに、こんな大変なプログラマという仕事をして私を育ててくれた父さんへ孝行したい!って気持ちになった。
(ちなみに父さんは若い頃はプログラム組んでたが、今はシステムアドヴァイザなのでスレに出てくる彼らよりだいぶ楽な仕事のはずだけどね。それでも。)

今の私は自立できてないから、旅行をプレゼントしたり美味しいレストランに連れてったりするような分かりやすい「喜ばせかた」はできないけど、一生懸命やってくことがたぶん親孝行にもなるんだろうと信じて、頑張ろう。

時間があるときにでも、ぜひ読んでみてください。
# by namisuke.pierre | 2007-12-31 09:59 | webつまみ
   
思った事とか読んだ本とか行った所とか
by namisuke.pierre
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